読書・映画きろくBlog

読んだ本、見た映画、忘れないように記録します。

タイタニック

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金曜ロードショータイタニックをやっていると知り

今まで見たことがなかったので見ることにした。

 

船が沈むことと、身分の違う男女の恋愛ということだけ知っていた。

まぁ、ロマンチックな感じなんだろうな、と思っていた。

あと若かりし頃のレオナルドディカプリオがとてもかっこいいのを知っていたぐらい。

 

金晩だけどコロナ禍で飲み歩くのも怖いし…

今日はコーヒーを飲みながら、

セブンイレブンのガトーショコラとともに、

まったりおうち時間しよう。と準備は完璧。

この時のまったりした自分を裏切るような内容だった。

 

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タイタニックは大昔に海の底に沈んだ豪華客船の物語。

夢の船と呼ばれていた。

一等階級の貴族の乗客が乗っていたこともあり、

お宝とともに沈んだ。

きれいなブルーのダイヤモンドのネックレスをつけた美女が

裸で横たわるスケッチが発見され、

それを頼りにこのネックレスを見つけようと

現代で捜索しているところから始まる。

知っているわ、と名乗りを上げた老女・ローズが

思い出を語る形でストーリーは進む。

 

 

ローズは一等階級の家の娘で

結婚相手も親が決めており、窮屈な生活を送っていた。

なお、フィアンセのことは愛していない。

披露宴には500人もの人が来る予定で、そんな中で

この大声で苦しさを叫んでも誰も気づいてくれない、と言っていた。

この気持ち、なんとなくわかる。

今までの生きてきた環境ってなかなか変えられない。

いいとこ育ちならなおさら。

世間の目も気にしないといけないから。

 

 

しんどくなってしまったローズは

船から飛び降りようとするところを

ジャックに見つかり、命を救われる。

 

ジャックは貧乏人の画家で、その日暮らし。

家柄も普通かそれ以下で、ポケットの中に10ドル。

でも、夢があってキラキラ輝いて見えた。

 

 

物語が進むにつれて、2人は恋に落ちていく。

お母さんや結婚相手からは邪魔をされるが、

ローズとジャックはお互いに惹かれあっていた。

 

 

しかし、タイタニック号は沈没する…。

ローズは一等階級なので優先的に助かる予定

だったがジャックを選び、最後の最後まで船に残る。

 

自分だったらどうだろう、と考えた。

家族なら自分の命を懸けて守ると思うが、

身内以外の異性に対してここまでなれるのは

本当にすごい。でも、愛し合っていたらそうなるか。

 

 

沈没していくシーンは心が痛くなる。

乗客の半分にしか用意されていないボートの数、

金持ちから優遇されて助けられるという構図。

資本主義、というか世の中を示しているように感じた。

命に重いも軽いもないが、

やっぱりそうなるか…と思ってしまった。

 

 

もう助からない、と分かった時の人々の行動に心動かされた。

演奏家は最後まで自分たちの演奏をやめなかった。

老夫婦は浸水してきている中、別途で抱き合っていた。

2児の母は安心させるように寝かしつけていた。

老いた紳士はウイスキーをゆっくりと飲んでいた。

船長は舵室でひとり、船の中をみつめていた。

このすべてが、切なくも美しく感じた。

 

 

最後、凍える海に放り出された2人。

ジャックはローズを海に浮いている流木に乗せてあげ、

自分はそこにつかまる形で海の中で助けを待った。

自分を犠牲にしてもローズを最後まで

守ってあげようとする姿勢に優しさを感じた。

 

 

ジャックはローズに「僕と約束をしてほしい、

絶対に生き延びてほしい」と話していた。

助けが来る頃には海に残っていた人たちは凍死していた。ジャックも。

それに気づいたローズは一瞬諦めそうになったが、

ジャックが残した言葉を思い出し、必死で助けを求め、生き延びた。

 

 

そして現代に戻る。

おばあさんになるまできちんと生き延びていた。

豪華客船でのたった数日だったが

ジャックとの思い出がずっとローズの心の中に生きていた。

2人で話した、船を降りたら一緒に乗馬しよう、

という夢もひとりで叶えていた。

 

 

居なくなっても、もう会えなくなっても

もらった言葉や愛は消えない。

何度も思い出してその人を感じることができる。

そしてそれを希望に生きていくことができる。

 

 

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とにかく泣いた。びっくりするほど号泣した。

最初におもってた映画と全然違って、

しばらく何も考えられなかった。

心が動かされすぎたし、考えることが莫大だった。

 

愛というものはすごい。

 

いつなにが起きるかわからないから

日々を大切にというのはもちろんのこと、

愛する人には愛と感謝を日ごろから伝えるべきであると思った。

だって、本当にいつ何がおきるかわからない。

タイタニックが沈むなんて誰も思ってなかったから。

 

あ、タイタニックの名言集もまとめよう。

 

 

あと思ったのが、

あまりお金持ちではない人の方が人間味がある。

ジャックの行動やジョーク、アイデアがそう思わせた。

考えることがロマンチックで惹かれる。

なんというか発想が優れている気がする。

 

 

うーん、なんかまだ記事かくのが全然うまくない。

感情が爆発しているのに追いつけないし

うまく言語化できない…。

そういった類の本も読むか。

 

 

とにかく、タイタニック本当によかった。